熱帯魚 入門、永遠のジレンマタイトル画像【熱帯魚の飼い方・飼育方】

永遠のジレンマ


熱帯魚業界の抱える最大かつ永遠の問題点とは、初心者に「魚の状態の良し悪しを判断する事」を求められない為、中途半端な知識や経験、技術ゆえ『志[こころざし]』を失った「専門店とは名ばかりの売れさえすればイイ店」や「知識も経験も技術も無い量販店」との価格競争に巻き込まれてしまう事で、『死んで当たり前の魚を売らない店』が愛好家(消費者とは言いたくない)にとって本当に必要とされる物に正当な対価が得られず、経営が成り立ち難[がた]い事なのです。まさに『悪銭良貨を駆逐す[アクセンリョウカヲクチクス]』の諺[ことわざ]どうり…。

また、海外のマスメディアから『日本人のブランド品漁[あさ]り』などと批判される事がありますが、「日本人には物の良し悪しを見る目を持つ人が少ない」と言われている事に気づいてください。それとも『自民党というブランドの呪縛[じゅばく]から逃[のが]れられない大半の日本人』や『自分のこと以外には関心を持てない新人類』には求める事すら馬鹿げた事なのでしょうか?

今、日本はデフレスパイラルに飲み込まれてしまい、様々な物が安価になっています。しかし、他とは違い熱帯魚の世界においては良いコトばかりとは限りません。資本主義経済は確かに競争によって洗練[せんれん]されていくモノでしょうが、良し悪しの差が購入する側に伝わりにくいこの特殊[とくしゅ]な業界では悪いコトの方が多そうです。えてして、『安いダケの販売店』では『すぐに死んでしまったり、薬の必要な魚達』だったり、親切を装[よそお]った『入門書等で誰にでも手に入れられる程度の当たり障りのないアドバイス(売る側に都合の良いモノでしかない)』しか得られないし、『pHショック』や『水あたり』等のゴマカシがまかり通っているのではないでしょうか?

間違いを正[ただ]してくれる手厳しい?アドバイスを避けて、大衆のニーズに迎合[げいごう]したかに見せ掛けた甘言[かんげん]ばかりの販売店を快[こころよ]いとしても、そこに真実は存在しないのではありませんか?昨今の食品業界の不祥事なども好例ですが、表では『お客様』と媚[こ]びへつらっていても、裏では『違いなど分かりはしない、値段しか見えやしない』と蔑[さげす]んでいる事に気付かねばなりません。

本来ブランドとは、本当に良い物だけを提供する『信頼』に与えられた付加価値のハズ!?ですが、そのブランドに対する信頼の失われた今、真実を探す努力を放棄してはならないのです。かの老子曰[いわ]く、『真実なる言葉は快からず、快き言葉は真実にあらず』

確かに、まわりを見渡しても指標となる正確な情報よりも、『販売店』に都合のよい『売るための宣伝文句』(コレを情報とは言えない)が溢れていて、初心者が正確な情報にたどり着く前に『難しい』と断念させられたり、初心者向きとされる安価な魚達を『入れては死なせ』を繰りかえす漠然とした飼育法に甘んじているのではないでしょうか?

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