,熱帯魚 入門、魚達の受難タイトル画像【熱帯魚の飼い方・飼育方】

魚達の受難


  

入荷直後の魚は、水質の急変 ( 前述、浸透圧の変化 ) や輸送によるストレス、無給餌ゆえの消耗、再三にわたり網ですくわれ数えられる事で生じるケガ…よくぞ、生きて着いてくれましたッて感謝しなけりゃならない程の過酷な旅を経て、水槽で泳いでいるのです。

コレまた人間に例えると、重傷を負い病院に担ぎ込まれて ( 店に到着 ) 、応急処置を施され ( 塩や薬での薬浴 ) 、集中治療室に移送されたに過ぎない ( 様子見の ) 段階のハズ!そのような魚達を買って帰ったとしても、集中治療室にいる患者さんを無理矢理に退院させるようなもので、死なない方がオカシイんじゃないでしょうか?。

既存の流通過程を経ていない、ブリーダーから直接に導入される一部の魚達を除き、よほど状態良く入荷した魚達でも最低一週間ぐらいは様子を見るべきで、なぜなら問屋等で白点病の水槽に使用された網を使いまわしされただけで感染してしまうのですが、白い点々となって肉眼で確認できるようになるには数日掛かってしまうからです。それ以外においては三週間から四週間ほど様子を見た方が良いと考えています。

よく広告などに 『 当店では入荷後、一週間ほど様子を見て販売しています 』 なんて文句が踊ってますが、筆者的には 『 一週間で何ができる?』 とか 『 そんなに状態の良い魚達しか入荷しないの?』 なんて思ったりしてしまいます。 ( 俺がヘボなダケ?それとも理想を追求し過ぎ? )

『 死んで当たり前の魚達を売らない店 』 が 如何 [ いか ] に商売として効率の悪い事をしているかをここでも知ることができるでしょう。ですから賢い消費者気取りの俄マニア達が状態の良い魚ダケを買ったりアドバイスを聴きに来るダケで、他の安いダケの 『 販売店 』 で器具類やエサなどの消耗品を買われたりすると ( 当店では出入り禁止になる!)『 何やってんだか 』 とモチベーション ( 目的意識・意欲 ) を下げてしまい、廃業してしまうか 『 死んで当たり前の魚を売る店 』 への転換を余儀なくされてしまうからこそ、『 死んで当たり前の魚 』 が氾濫 [ はんらん ] しているのではないでしょうか?

熱帯魚店の本来の役割とは、 『 満身創痍 』 でたどり着いた熱帯魚達を、お客様達が安心して飼えるようにする事であって、ただ売れさえすればイイと安くする事ではないハズ!!また、同じ名前の熱帯魚でもその価値に大きな違いがありもすれば、店による価格の違い以上にクオリティー ( 品質 ) が違ってもいることを知っておかなければなりません。

中途半端な知識や技術しか持ちあわせていない為に、『 安くする 』ほかに術 [ すべ ] を持たない店が多いから 『 熱帯魚は難しい 』 となってしまい、その結果として、愛好家を減らしてしまっている事に気が付かないのでしょうか? ( 『 安いダケの販売店 』 の方が賑 [ にぎ ] わっているという現実があるけど…。所詮、29万匹もの犬達を消費する国民か…)


初心者が導入する際に注意を要する熱帯魚達


 

エンゼルフィッシュ‥基本的に購入しようとする店で殖[ふ]えている魚だけで飼う事が最も安全!それ以外ではかなりの無駄と出費を強いられる可能性大!

安価なグッピー‥同上、前述のウイルス性と思われる疾病の被害をかろうじて生き延びた魚達の子孫に世代が変わっているので、ある程度の免疫を獲得している(潜在化)ようで、それ故 [ ゆえ ] ?『 最近のグッピーには前述のような疾病は見られない 』 だなんてコトを主に熱帯魚の現場にいない方達が言っているようだが、見当違いも甚だしいと言わざるを得ない。筆者がこの疾病をウイルスによるものだとする傍証の一つでもあるが、潜伏期間の存在があげられる。例えとして用いるには御異論もあろうが、HIV ( ヒト免疫不全ウイルス ) によるAIDS ( エイズ・後天性免疫不全症候群 ) のようなもので、一見して健康そうに思えるキャリア ( 保菌者・HIVに感染している者 ) との性交渉によって感染が拡大してゆくが、魚達の場合は一見して健康そうに思えるキャリアの魚達 ( 保菌魚 ) との混泳で伝染してしまう! ( キャリアの魚達の泳いでいる水槽の水を少量持ち込むダケで感染の可能性大 ! ? ) 感染しても直ぐに発病 ( 発症 ) するとは限らないが、輸出入から熱帯魚店への入荷までの輸送の状況は前述のように過酷なものなので、体力(免疫力)の低下により発症したり、うまく導入できても他の病気による二次的な発症や、特にグッピーのメスでは、出産の前後に発症して死んでしまうコトがよくあるようだ。( 病原性が弱いタイプのウイルスに変異した為、上記の様な現象が起こる、とも言える )

そこそこ飼える魚を手にするまでに、かなりの出費を伴うコトを考えれば、最初から国産グッピーにした方が『安物買いの銭失い』にならずに済む。 ( 初心者には理解してもらえないが … ) ただし、一度でも『安価なグッピー』を入れた水槽には( 『 今なお居る 』 のは論外 !! )『?????』( 当店で\12,000〜の器具 )でも設置しない限り、当店の 『 上手に飼えて当たり前のグッピー 』 は入れられません。( 初心者には理解を得られないコトが多い… ) 病気をうつされてしまう可能性が極めて高く、『 当店の魚なら大丈夫 』 が嘘になってしまう…、皆が当店で始められたら何の問題も生じないのに…、それもまた無理か…。 ( これもウイルス説を裏打ちする現象の一つ。健康に見えるキャリアや免疫の有無による )

高価なグッピー( 国産グッピー )‥安価なグッピーと同じ店舗内で販売されている場合は 『 国産グッピー 』 でも潜在的に病気を抱えているモノも多いので避けたほうが無難! あくまで、購入しようとする店で殖えている品種をソレのみで飼育しましょう。

プラティー、モーリー、ソードテール等の卵胎生魚‥あくまで筆者の考えでは、これらの魚達にも上述のウイルス性の疾病が存在するものと思っているが、グッピーに比べて 体格に勝る為、早くに潜在化したからか、それともグッピーほどポピュラーでないから話題に上らなかったのか?初心者に買われる機会の多い魚達だけに大きな問題を含んでいる。ホントに自信を持って販売できる魚達が少なくて困ってしまう…。

ネオンテトラを始めとする安価なカラシン類‥養殖のネオンは前述のとおり、それ以外の養殖のテトラ達も奇形とまではいかないが体型がイビツなものや ( 例フレイムテトラ等 ) 、所々ウロコがはげてしまっているものだとか、初心者の方々には気にならないコトでも、当店では遠慮してしまっている種類も多い。

ベタ・グラミー類‥この魚達にもウイルス性の疾病があるような気が…。野生の採集魚でしか存在しない魚達の入荷後の状態を見る限り、そう思わざるを得ないのだが…。

チョコレートグラミー‥途中で病気を拾ってしまったモノは100%ムリ !? チョコグラは確かに輸送に弱い魚種だろうが ( アンモニア等の自家中毒をおこしやすいと思われる ) 、着状態の良さそうな入荷便でも余りに 「 良い悪い 」 がはっきりしている為に ( ウイルス性の疾病を ) 疑わざるを得ないのだが…。他の原種も同じ。考え過ぎかなぁ?他店と最も価格差がある魚の代表でもある。( ダメなモノを売らないから )

ドワーフグラミー‥ホルモン剤による強制的な発色が褪(さ)めた頃に購入するコト!

同胎交配等に由来する養殖のデメリットからか、ウロコのならび方が乱れていたり、体型もかなりイビツな為、当店ではコレもまた扱えないのです。

ゴールデンハニーグラミー‥小さいサイズで販売されているモノは避けること!

アフリカンランプアイ‥これもちゃんと飼えている人はいるの?ッて思える程、既存の 流通段階を経て入荷する魚達はヤバイ魚であることが多い!だから当店は自家産のみ。

ネオンドワーフレインボー‥抗酸菌に対する感受性が強いようで、東南アジア等で養殖されている魚達は、そこそこ生きるけど一匹また一匹と松かさ病を発症し、一年を待たずして殆どが死んでしまっているのでは?当店にはいません。自家産を検討中!?

『 アピスト 』 として販売されるコトが多い パピリオクロミス・ラミレジー ( 単にラムやドイツラムなど ) もまた、ウイルス性の疾病もあれば、上記の抗酸菌の感受性も高く、魅力的かつシクリッド科の魚達の入門種としての存在意義は大きいものの、『死んで当たり前の魚』が売られているコトが多いから残念でならない。ムズカシイと思われても仕方ないよねぇ…。

『 アピスト 』等の小型シクリッド達は抗酸菌の感受性が高いが『松かさ病 ( 全身のウロコが逆立って数日で死んでしまう ) 』 としての症状より、『 ポップアイ症 ( 眼球が飛び出たようになり、死んでしまう ) 』 になりやすい。いずれも、症状を一時的に抑える程度の治療は可能でも、根本的な治療は不可能に近い。これをエロモナス症だとか誤魔化したりするから、『 アドバイスどうりに薬を入れても治らない!』 と結果的に信用を失い 『 熱帯魚は難しい 』 となるのでは?( エロモナスは日和見 [ ひよりみ ] 感染でしょ?後述 )

当店で健康な『 ラム ( ラミレジー ) 』を購入されても、東南アジア等の養殖種 ( ネオンドワーフレインボー等 ) が同居している水槽では感染しやすい為、最低でも『?????』 を付けて!! 少なくとも当店では『 東南アジアのシクリッドの養殖種 』 に安心して販売できるものは無い!

ミドリフグ、8の字フグなどの 『 淡水?フグ 』 ‥純淡水での長期的な飼育は無謀に等しく、この様な魚種が流通していること自体がオカシイのでは?扱う店の旧態依然の姿勢を雄弁に語る事実のひとつ。『純淡水フグ』もいるけど混泳には向かない種ばかりです。 (この子達を単独で飼育してくれる人なんて、いったいどれほどいるんだろう?)

カラーラージグラスなどの着色魚‥いくらネオンの体色が自然の産物だとしても、この様な色彩には違和感を感じてほしい。人工的で強制的な着色なので ( 蛍光塗料を注射!) 月日が経てば無くなってしまいます。なにより魚達の健康に良いハズもなく、かなりのロス ( 死魚 ) も生じるようです。向上心の無い消費者達の御用達の種類?

アルジーイーター‥直訳すれば 『 コケ食い 』 !! ただ、『 熱帯魚として流通する魚達の種類が少なかった頃の 』 と注釈を付け加えなければならないかも? 今となっては、オトシンクロスやプレコ類にその座を奪われている。成長するに従い気が荒くなるし、コケもそれほど食べてくれなくなる?? (コケ対策として勧めるのはプレコとは別の魚 )

ゴールデンゼブラシクリッド ( 小さい頃は体色が鮮やかなパウダーブルーで愛らしい ) やイエローストライプシクリッド等の 『 ムブナ 』 と呼ばれるシクリッド‥3センチ程の稚魚が売られているコトが多いが、上記アルジーイーターと同じく、いささか前時代的と言っては失礼だが、性格が強烈にキツイので、少なくともネオンを入れたりする混泳水槽に持ち込むべき魚達ではない。こういった魚達を入れた水槽が、どのような結末を迎えるかは、プロなら当然に承知しているはずだが ( ほぼ、他の魚達は存在し得ない ) 、なぜ売られているのでしょう? ( 売れさえすればよい、という姿勢が伺い知れる )

『 コッピー 』‥ホームセンターや雑貨店などでも売られており、コルクなどで栓をした小さなガラス容器に入れられている『 赤ヒレ 』のこと。雑貨店で売られているサボテンと運命が同じで 『 何ヶ月もった 』 等と扱われるに過ぎない哀れな存在でしかない。こういった商品を 『 将来の顧客拡大の為 』 として販売したとしても、どれほど効果があるのかはなはだ疑問が残る。 ( 売れさえすればイイ店に都合の良い 『 入れては死なせを繰りかえす命の消費者 』 になるから? )『 ただ死ぬのを待っているに過ぎない程度のモノ 』 でしかないのに 『 飼っている 』 なんて思わないで欲しい。

ヤマトヌマエビ‥『 水草水槽ブーム 』におけるコケ退治の主役的存在だが、筆者的には 『 消耗品 』 として扱われている感が否 [ いな ] めないので頂けない。まだミナミヌマエビの方が水槽内で繁殖させられるから良い。何れも低pHには耐えられないので要注意!!

こんな惨憺 [ さんたん ] たる?魚達が当たり前の様に販売されている現状では、『 熱帯魚は難しい 』 と思われるのも致し方ありません。
(´・ω・`)
「これから」の方達に、余計に不安を煽 [ あお ] ってしまうことに成りかねないかも?ですが、当店がここまで拘 [ こだわ ] ったり追求するからこそ、『 当店でなら上手に飼える 』と言うことができるのです。

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