熱帯魚 入門、pHを測る本当の目的タイトル画像【熱帯魚の飼い方・飼育方】

pHを測る本当の目的


 

当店での『pHを測る本当の理由』とは前述のように無駄な換水を省き、低pHによる魚達の死を未然に防いだり、細菌性の病気を治療する事すら可能な『病気になりにくい水』を簡単に手にしたり、コントロールする為です。魚の病気の治療に『塩』を用いることは多くの方達の知るところですが、pHの調節でも可能なのです。

先人の知恵として、食物を保存(腐らないように)するため、塩や砂糖漬けにしたり(漬け物や果物の缶詰)、酸性を強くすること(酢でシメる等)を利用してきましたが、塩や砂糖を入れることで浸透圧を高くし(濃くするコト)、水分を細胞から奪い取ってしまうことで細菌の増殖を防いでいるのですが、水槽では魚達が耐えられる程度で、はるかに小さな病原生物が増殖できずに潰れてしまうような水の濃さを保つことで治療できるというわけ。一方は、魚達が耐えられる程度で、病原生物が耐えられない酸性度を保つことで、小さな病原生物に酸によるヤケドを負わせて治療できてしまうというコト!!

魚病薬は投薬の際に色々な影響を受けることが多いので(砂やろ材、水草などに吸着、吸収されたり、分解されたりする・pHに影響も受ける)、水だけの水槽にエアーレーションのみでの使用を前提としていることが多いのですが、そのまま使用されているのが現状ではないでしょうか?ましてや、水槽セットに入れられているので疑いもなく使用されている『活性炭』があれば、その効果が期待できるわけなど無いのです(吸着されるから)。また、意図的に『活性炭の使用の有無』を聞かずに魚病薬を販売している、魚達を単純に商品やモノとしか見ていない店や、『活性炭と同じ働きを持つ底床や濾材』を積極的に販売している店も残念ながら多いのです(承知の上で?)。

使用の際に様々な影響を受けたり、水の中の有効な成分量を測る術[すべ]を持たない魚病薬を使うより、塩やpHで治療する方がより確実だったりもするのです。また、多くの耐性菌が考えられる『古[いにしえ]の成分』しか入っていない『気休めでしかないのでは?』と思えるモノも存在します。(無駄なモノを買わされているダケ?)『薬を入れたから治った』と思っていても、実は『薬を入れなくても治った魚しか残っていなかった』だなんてコトも多いのではないでしょうか?(ビタミン剤を頭痛の特効薬と言われて服用すれば、薬のお陰で治ったと思いこんでしまうプラセボ《偽薬》効果の様なモノ?)

pHを測定する方法としては、ぜひともデジタル表示の可能な『pHペン』を用意して頂きたい。試験管に飼育水を入れ、試薬を垂らして比色するタイプ(pH4前後を比較できるモノであること!!)だと安価ですが、ついつい億劫[おっくう]になってしまい(無駄な水換えに比べると、はるかに短い数分ですが…人間とは怠惰[たいだ]なモノです)測るコトをしないでいれば、必ずと言って良い程『大きなしっぺ返し【崩壊や原因不明の全滅なんて案外こんなモノ】』を食らってしまいます(マメな方は除く)。 近年では水槽セットを定価で買ったと思えば、デジタル表示のpHペンがセットに付いているようなモノなので、今から始める方達はうらやましい限りです。(それだけ安価で手に入れられるッてコト)


常識という名の障害


 

熱帯魚界での常識?では『グッピーは弱アルカリ性』となっておりますが、あくまで当店の『上手に飼えて当たり前のグッピー』はpHが4台(後半)でも平気な顔で泳いでいるのです。入門書等に書かれている知識しか持ち合わせていない『俄マニアが始めた程度の販売店』等からは『とんでもない』と一刻も早く水換えをするようにアドバイスされることでしょう。このように、当店の常識と一般的な熱帯魚の常識とは、かなりのズレが存在するのです。あくまで、魚達にとって『かまわない』範囲(魚達が殖えるのに差し障りない水質)なら、リスクの少ない方法にしたり、魚の量やエサやりに応じた水換えで十分だし、飼育者に合わせた管理をすればイイのです。

もちろん、これ程の強酸性域では生存できない魚種も少なからず存在するので、それぞれの種類に応じた目安で水換えを行わなければなりません。一般に『弱アルカリ性向き』とされている魚種の中に『強酸性』でも平気な魚達も多くいれば、『弱酸性向き』にもかかわらず『強酸性』がダメな魚達も多くいます!このようなデータ(情報・経験)の蓄積が当店をアクアマイスター(アクアは水、マイスターは職人・匠の意、あくまで自称・笑)足らしめる事実の一つなのです。(詳しくは水換え編で)

一般的にはこんな場末のイチ熱帯魚屋の兄ィちゃんに言われたアドバイスが本に書かれてある事と違えば、信じてくれない方も少数ですがいらっしゃいます。これだけ解りやすく説明しているにもかかわらず理解して頂けないのは、自分で判断する能力に欠けるのか、漠然とした飼い方を変えるつもりがないのか、いずれにせよ致し方ありません(ブランドや権威に弱い方達?それとも単なる命の消費者?)。

政治家と同じで、既に『うしろめたい』者が多数を占めているため間違った常識がまかり通っているのでは?『志』を持った者が少々『啓発[けいはつ]・啓蒙[けいもう]』したところで『つまはじき』に遭[あ]うだけなのかも? ただ、そのような政治家(店)を選びだしたのは誰なのかを考えてみれば、闇の深さを知ることにもなるのですが…。 注‥やむを得ず『うしろめたい』者という表現にした。『うしろめたい』ならまだ救いはあるが…残念ながら『悪い』とは思っていない。実際は『世間を見下した』者なのです。『きれい事を並べれば分かりはしない』と見下されている事に気付いてください。

前述の出版社の編集者であるY氏とも話すのですが、『伝えたいこと』は雑誌を買って情報を得ようとする方達には自[おの]ずと伝わるが、『本当に伝えたい方達』にどのように伝えれば良いのか?といった疑問に必ず行き着いてしまうのです。

漠然とした飼い方を続けている方達の中には、騙されていることにすら気付いてない人も少なくはないハズ。『当店でなければ』と来店される方達の多くは『ココに来なければ熱帯魚は止[や]めていた』と異口同音[イクドウオン]に申されるのです。

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